川﨑医科大学医学部 昭和57年卒 【徳島県出身】
寄り添う医療に携わる。
『病気を治す』ということは医者の本分であると私は考えますが、病気を治すことは、人を本当に幸福にしているのでしょうか?病気を治すことと人を幸福にすることとは、違ったものであると考えた方が良いのではないでしょうか?当然、多くの場合は『病気を治す』イコール『幸福』であることは言うまでもありませんが、あまり『病気を治す』ことに心を奪われてしまうと、その人の全体像を見失い、結果としてその人を不幸にする場合もあるのではないでしょうか?
私は25年近く麻酔科の専門医として『病気を治す』医療に携わってきましたが、10年程前から当院で『寄り添う』医療に携わっています。その中で何を一番大切にするのか……というと様々な不幸の中でその人をいかに幸せな状態に近づけられるか……ということです。一人の人間として、そして医療に携わっている一医師として、関わる人々を少しでも幸せに近づけられるならば、私自身も幸せだと考えています。
海釣り
諸行無常
釣りに行くときは超早起き
行かないときは超朝寝