理事長
愛媛大学医学部 平成4年卒【愛媛県出身】
亡くなるまでより良く生きるのが人生
治せる病気は治して、できるだけ老化を遅らせて、長生きしたいのは万人の願いだと思います。しかし、人間は誰しも生まれたら必ず亡くなります。残念ながらそれを避けることはできません。そして、自分はまだまだ若いから死なないと思っても、実は私たちも生と死は隣り合わせの中で生きているのです。それを実感したのが東日本大震災でした。
老化や死にしっかりと向き合いながら、亡くなるまでどうよりよく生きるかがまさに「人生」です。それは、死を目前にしている癌末期の患者様も私達も同じです。障害や病気を持った方達と、できる限り同じ立場で、どうすればよりよい環境でよりよい療養が出来るかともに考えていくことができることを目指したいと思います。そして、私達の人生もいつか亡くなるまで、よりよく、より楽しく生きていけるように頑張りたいと思います。
医療は患者様のためにあるもの。主人公は患者様で、あくまで医療者は患者様の黒子です。そして、患者様やご家族が最終的に満足できる選択は何なのか、それぞれの思いをくみ取って、柔軟に対応していきたいと思っています。ともに歩み、ともに悩みながら議論して出した結果は、「それが正解だったんだ」と患者様やご家族を後押しできる医療者でありたいとも思っています。
瀬戸内海の海で舟釣りをすること。
・生きがいとは人に必要とされること by 永井 康徳
・「Warm heart and cool head(温かい心と冷静な頭脳)」by Alfred Marshal
・「在宅医療の質= 熱い思い × システム × 人財 」by 永井 康徳
生きている限り誰かに必要とされる人間でありつづけること。 長いものには巻かれず、自分が正しいと思うことを常に行っていきたい。 在宅医療を全国に普及させることは私の使命だと思って活動していきたい。