著者:永井康徳
このたび、主婦の友社から『後悔しないお別れのために33の大切なこと』を刊行いたしました。
出版を記念して、YouTube「たんぽぽ先生の在宅医療チャンネル」においてプレゼント企画を実施し、たくさんのご応募をいただきました。本当にありがとうございます。
プレゼントに応募してくださった方々から届いた、心に沁みる感想の数々をご紹介させていただきます。どのメッセージにも、その方の人生や大切な人との時間、そして"いのちと向き合う"真剣な想いが込められていました。
まずご紹介するのは、6月にお父様を亡くされた方からのメッセージです。
あまりに早いお別れに気持ちが整理できず、葬儀のあとに先生のYouTubeに出会いました。
涙を流しながら自分たちの関わりを振り返る日々です。本の紹介を見て、ぜひ母と一緒に読みたいと思い、応募させていただきました。
ご家族の想いを叶える在宅療養の選択、本当に素晴らしいと思います。この本が、振り返りと癒しの時間の一助になれば嬉しいです。
続いては、現在93歳のお父様の看病をされている方からのメッセージ。
今後どう過ごさせてあげるか、家族でもう一度話し合いたいと思います。
この"話し合う"という行動こそが、後悔しないお別れにつながっていく第一歩です。ぜひ本を通して、考えるきっかけにしていただけたらと思います。
ある方は、初めて私のYouTubeチャンネルを見てくださり、こんな風に書いてくれました。
自分も自然に最後を迎えたいと思います。子どもたちと元気なうちに話し合ってみようと思いました。
まさにこの本のテーマです。元気なうちに"人生の最終章"について語り合える、そんな時間がもっと当たり前になることを願っています。
また、こんなエピソードも届きました。
義理の両親が高齢で、心の準備をしておきたい。先生の本をいずれ子どもたちにも手に取ってもらいたいと思っています。
ご自身の世代だけでなく、"次の世代へつなぐ"想い。とてもありがたく受け取りました。
ほかにも、
「子ども時代に父を亡くした喪失体験が今の仕事の原動力です」
「在宅ケアマネとして、後悔のない看取りを支えたい」
「地域包括ケア病棟でご家族の複雑な想いに向き合っています」
「たんぽぽ先生の動画で涙した経験があります」
など、それぞれの立場で"いのちとお別れ"に寄り添っている方から、温かく、真摯な想いが届いています。
皆さんの感想を読ませていただきながら、この本が、少しでも「心の準備」や「気持ちの整理」のお役に立てるなら──書いてよかった、届けてよかったと、心から思いました。
これからも、「後悔しないお別れ」をテーマに、このチャンネルを通して、たくさんの"気づき"や"安心"を届けていけたらと思っています。
最後に、今回メッセージを寄せてくださった皆さま、そしていつも応援してくださっている皆さまへ、心より感謝申し上げます。これからも「たんぽぽコラム」そして「たんぽぽ先生の在宅医療チャンネル」をよろしくお願いいたします。