著者:永井康徳
このたび南山堂から出版した新刊『在宅医療の質を高めるキーフレーズ』をご紹介したいと思います。
日本では高齢化が加速し、在宅医療のニーズはこれからますます高まっていきます。「できるなら自宅で、自分らしく人生の最期を迎えたい」と願う方はとても多い一方で、それを支える在宅医療の現場には、まだまだ課題も多いのが現実です。
そんな中で、今求められているのは"数をこなす"在宅医療ではなく、"本当に質の高い"在宅医療です。病院からの退院が難しい方や医療処置が必要な患者さんにも寄り添い、24時間365日、その人の暮らしそのものを支えていく──そうした在宅医療を、私たちは目指してきました。
本書には、2000年の開設以来、私たちが全国でも有数の規模となる在宅医療を実践してきた中で生まれた「キーフレーズ」を集めています。これは、単なるノウハウ集ではなく、現場で働く方々が「明日からの行動を変えるヒント」にできるように、実践と哲学を言葉にした一冊です。
もし、在宅医療の現場で悩んでいたり、もっと良いケアを届けたいと思っている方がいたら、この本がきっと役に立つはずです。
ぜひ、この本を手に取ってみてください。そして、ともに、質の高い在宅医療を広げていきましょう。