職員リレーエッセイ

  

04 SNSがもたらした「つながり」

コロナ禍になり丸2年以上が経ちました。
この間移動や行動が制限され家族や友人とも思うように会えなくなり、人とのつながりをより大切に思うようになりました。
直接会えないときは電話やメール、手紙などの手段がありますが、現代の人とのつながりの中で欠かせないツールとしてSNSがあげられます。
SNSとはソーシャルネットワーキングサービスの略で、登録された利用者同士が交流できるWebサイトの会員制サービスのことです。Facebook、Twitter、Instagram、LINEなどそれぞれの特徴に合わせて日々活用している方も多いと思います。
私も各種SNSをやっているのですが、昔あることがきっかけでSNSを始めることになりました。


7年前九州旅行からの帰りの船の中で、ある女性と出会いました。当時彼女は東京の大学院生で休みを利用し一人旅をしているところでした。船の中でたまたま隣に座ったことがきっかけで話すようになり、旅の話や学校の話などをしました。そこで彼女から「旅の写真をSNSにアップしているのでよかったら見てください」と言われ、そのことがきっかけでSNSを始めることになりました。
彼女とはそれ以来会っておらずSNSの投稿にお互いに「いいね」をし合う程度でしたが、つい先日松山へ来るとの連絡があり約7年ぶりに彼女に会いました。
この7年の間にお互い結婚し、彼女には3歳になる子供もいました。
1度しか会っていない人とこうして7年ぶりに会うというのはとても不思議な感覚でしたが、SNSで定期的に近況を知っていたこともあり、思ったほど距離を感じず、数時間でしたが楽しい時間を過ごすことができました。この再会はSNSがつないでくれた縁ではないかと思っています。

もちろんSNSにはメリットばかりではなく、個人情報の流出や炎上などのリスクもありますが、デジタル社会が日々進歩していくなかで人とのつながりを増やし、より豊かな人間関係を築くためにSNSは有効なツールの一つだと思います。

Written by 鍼灸マッサージ師 N